女性の社会進出が目覚ましい昨今。2013年4月には女性の就業率が過去最高の62%を超え、女性の活躍はこれからの日本にとって大きな課題の一つになっている。
政府の成長戦略を後押しするかたちで、女性主体のプロジェクト『MIORAI図(みらいず)』を始動させたのが、総合不動産会社のリスト株式会社だ。
代表取締役の北見尚之氏は、リストグループの女性社員と本プロジェクトに賛同した企業5社の女性社員、さらには産学連携として参加した昭和女子大学の学生で構成される、「住まい」と「暮らし」の商品開発プロジェクトについて、
「テーマは、ずばり、【女性の視点から見たこれからの暮らし】です。ここ数年は、育児を積極的にするイクメンが増え、夫婦で上手に育児や家事を分担するケースが増えましたが、まだまだ子育てをしていくための社会環境や労働環境、家事の在り方などは、女性主体で改善しなければならない問題が多くあるように感じています。その解決のために暮らしや住まいに求められるものは何なのか。本プロジェクトでは女性の視点でモノ・コト・サービスの開発を行ってまいります」と語る。
本プロジェクトでは、参加メンバー3つのユニットに分かれて、それぞれが商品開発を行うとか。開発された商品は、順次、リスト株式会社が供給する物件に採用される。女性の柔軟なアイデアをカタチにするプロジェクトから、活躍する女性がどんどん生まれていくだろう。これこそ、日本の明るい未来につながるのだと実感した。