企業の勝負どころ

バブルの崩壊後、不景気と言われ続け、未だにその影が晴れる気配がない現代。
2007年に起きたリーマン・ショックでは、世界的株安と急激な円高により日本の輸出産業が痛手を負うこととなり、日本経済に大きなダメージを与えた。

多くの企業が危機的状況になり、会社を立て直すためにどうするべきか、施策をどうするか、どうすれば一番被害が少なくなるのか。迫られる選択は会社の行く末を左右し、一歩間違えば倒産の危機にもなり得る。

しかし、このピンチをチャンスと捉え、勝負に出るという選択肢を選ぶ企業もある。周りが慎重になり、及び腰になっているここぞというタイミングで社運を賭けたビジネスに挑戦し、一転攻勢を図るのである。

総合不動産事業グループのリスト株式会社は、リーマンショック当時、会社の総売り上げの90%近くを駅前開発の費用に投じ、短期間の竣工によって業績をV字回復させることに成功した。社長の北見尚之氏は、「人口の減少と経済規模の縮小で、中小の不動産業は今後厳しくなって行くと思っています。その中で企業の成長をさせるためにはチャレンジしかないと思っています。我が社の海外進出も今後を見据えたチャレンジなんです」と語る。

大きな危機にも耐え、チャレンジ精神と勝負強さで成長を続けるリスト株式会社。ハワイを始め、アジア地域への海外進出で、今後ますます期待できる企業と言えるだろう。

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